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2008年11月 8日 (土)

クラスづくりの提案(2) 柱になる目標を考えましょう

これから初めての担任となるあなたは、目前に迫った始業式や入学式を前にどんな思いでいるのでしょうか。おそらく初日のホームルームでどんなことを話すのか、イメージトレーニングされていることと思います。

新入生を迎える担任になる場合は、生徒・児童だけでなく保護者もいる前で挨拶をしなければなりません。ますます、緊張が高まってきます。あなたは明 日、たくさんの子どもたちの前で、保護者の前で、どんな話をするのでしょうか。まずは何から話すのでしょうか。結びはどのようにするでしょうか。何分ぐら い話すのでしょうか。

考えれば考えるほど、緊張感が増し、途中まで考えたことすら思い出せなくなってしまいそうです。

そんな時、大きく深呼吸してみてください。そして、これから担当するクラスを一言で言うと、どんなクラスにしていきたいのか。このことだけを考えて みてください。「クラスを担当するにあたって、これだけは達成したい。これだけは子どもたちに身につけてもらいたい」という最も大きな柱となる目標のこと だけに考えを集中させてみてください。

できれば、一人きりで新しい出会いのある教室へいき、教壇に立ち、だれもいない机を眺めながら、クラスの柱となる目標について考えて欲しいのです。 イメージがわきやすくなります。この教室はあなたと、あなたとともに学ぶ子どもたちが一年間過ごす空間です。一年間のうちで色々なことがあるでしょう。楽 しいことの数だけ、辛いことや苦しいこともあるはずです。それをあなたと子どもたちで乗り越えて、一つの目標を達成させるのです。たくさんの想いが詰まる 空間なのです。そして、来年の今頃は再び、この教室は今の状態になっているのです。

細かい目標や細かい注意点、テクニカル(技術的)なことは二の次でいいのです。不安になればなるほど、細かいことが気になります。テクニカルなこと に頭が行きがちになります。おおらかな気持ちで、これからあなたと過ごす子どもたちが1年間をかけて、「最低限これだけは達成してもらいたい」という願い について考えてみて欲しいのです。

では目標はどのようなものにすればよいのでしょうか。最低限達成できる目標ですから、難しい目標を設けるのは言語道断です。「一人ひとりが思いやり のあるクラス」でもいいですし、「人の痛みの分かるクラス」でもいいのです。いくらカッコいい目標を設定しても、1年後に達成できなければ、意味がありま せんし、それは、ただの「きれいごと」になってしまいます。

そして、初日に伝えた柱となる目標が1年間のクラス活動の節目節目で子どもたちとともに再度確認しあい、仕切り直しをしたり、さらなる飛躍に向けて 息を合わせたりすることを忘れないでください。これが実践できれば、クラス全体がとてもまとまりのある集団になっていくはずです。

私は性格上、緊張で言葉が詰まるということは生まれて一度も経験したことがありません。むしろ、このような場面では、色々なことを話したくなり、そ して早口になり、結局、何が言いたいのか、よく分からない話になってしまう傾向にあります。そのため、学級通信を作成することにしています。

もしもあなたが私と同じようなタイプなら、もしもあなたが、言葉に詰まりやすいタイプなら、学級通信をつくり、そこに、柱となるクラス目標を書いて みるとよいと思います。それを、初日に配布し、読み上げながら、少し、詳しい説明をしていくとよいのではないでしょうか。そうすると、言葉に詰まることも 防げますし、話しすぎて言いたいことが伝わらないという失敗を防ぐことができるはずです。ぜひ、学級通信を作成してみてください。

あなたは、担任を受け持つ教師として、どんな目標を設定しますか。それを分かりやすいことばにしてみてください。

次回は学級通信づくりのアイディアを提案します。

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