2010年7月28日 (水)

三者面談の極意 机を6つ用意する 机を離す

Img_0233 夏休みに入り、三者面談が行われているところが多いと思います。私自身も、先週と今週、三者面談を実施しています。

三者面談の際、かしこまり過ぎた雰囲気になってしまうと、生徒や保護者の意見や考えが引き出せなくなってしまいます。ある程度、話しやすい雰囲気をつくることが大切なのです。

数年来、工夫を重ねて来ましたが、その一つに、机の配置があると思います。私は、ゆったりとした雰囲気の中で話せるように、机を横に3つ並べるよう にしています。向かい合わせにも3つ並べ、最大で6人が座れるようにしています。さらに、向かい合わせの机の間に、数十センチの隙間を空けるようにしてい るのです。

Img_0235 こうすることによってパーソナルスペースが広くなり、緊張感もほぐれるのではないかと考えたのです。

もし、面談がうまくいかないと悩んでいる先生がいらっしゃいましたら、これ、やってみてください。三者面談の極意です。

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2010年4月19日 (月)

みんなを励ますことば、自分を励ますことば

Img_2717 新年度が始まりました。今年は高校3年生の担任です。全員が進学を考えています。そこで、「みんなを励ますことば、自分を励ますことば」を書いてもらいました。

みんなそれぞれ、個性的なことばを書いてくれました。人柄が出ています。詳しいことはできませんが。

副担任の先生がきれいにデザインしてくれたものを教室に掲示しました。くじけそうになったとき、クラスメイトが書いたことばを見て欲しいと思っています。

これを見れば、また頑張れる気がしてくるはずです。

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2010年4月 3日 (土)

新年度スタート!そろそろ学級通信作成の時期ですね!お互いに頑張りましょう!!

新年度が始まりました。私も含めて、教員のみなさんの多くが、「学級通信」や「学年通信」の作成に取りかかる頃かと思います。

以前、このブログで学級通信を作る上でのヒントをご紹介して来ましので、是非、参考になさってください。

リンクを貼らせていただきます。このページから順次ご覧になると参考になるかと思います。http://k-wave.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-9ff8.html

学級通信、クラスだより、学年通信、学年だより…。

色々と忙しい時期かと思いますが、お互い、愛情をたっぷり込めたものを作りましょう!私も新年度の学級通信、これから取りかかるところですよ!!

今日の日中、やろうと思っていたのですが、時間割表を作ったり、名簿をはったり、教室にはる様々な掲示物を作ったり、備品を買ったりしている内に1日が終わってしまいました。あと、教科室の掃除もしました!

くれぐれも「味気ないお便り」にならないように、お互いに気合いを入れて頑張りましょうね。

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2009年5月 7日 (木)

クラスづくりの提案(15) 面談時の座る位置

デートのシチュエーション、どんなものが浮かびますか。典型的なシチュエーションの一つにドライブがあると思います。車酔いをしやすい方にとっては避けたいシチュエーションかもしれませんが、一般的に、ドライブは好まれるシチュエーションではないでしょうか。

これまで会話が続かなかったカップルでも、ドライブ中には話が弾んだということがあるかと思います。大きな理由は、二人とも、基本的に同一方向(ドライブ中ですので進行方向)を見ながら会話していることにあると私は考えています。

「基本的に同一方向を見て、時々、顔を合わせる」。このシチュエーションが最も話が弾むと私は考えています。家での待ったりデートなら、並んで映画を見ることがあるかと思いますが、この時も、快適な気持ちになっていることと思います。

面接をするときも、この効能をできるだけ活かし、生徒があまり緊張せずに、考えや悩みを話せるようなシチュエーションをつくってみてはいかがでしょうか。

言うまでもなく、生徒との面談はデートではありませんが、できるだけ話しやすい雰囲気をつくるという点においては、大変参考になる内容だと思うのです。

面接時の座る位置に関して、真っ正面の位置で座るのを避けるべきだと考えます。真っ正面に座っている先生に話をしなければならないというのは、生徒は強い圧迫感を抱くはずですし、緊張してしまうこともあるでしょう。そのため、構えてしまい、考えや悩みが話しにくくなってしまいます。こうした状況を避けるためにも、できる限り、真っ正面に座ることはしない方が良いと考えます。

私の場合、次のようにしています。
まず、机を6つ用意し、3つずつ、向かい合わせに並べます。6人がグループをつくるときに机を合わせるような感じです。生徒には片側の中央の席に座ってもらいます。私は反対側の右側の席に座るようにします。

生徒は両側が空いており、机を広々と使うことができるので、開放感を感じると考えたのです。教師と生徒は斜めの位置関係で座ります。真っ正面に教師が座っていませんので、生徒は妙な圧迫感を感じずに、話すことができると考えました。

通常の面談ならば、座る位置をこのようにしています。

逆に、生徒に厳しくしなければならない場合は、真っ正面に座って話をするようにしています。妙な圧迫感を与えるという目的ではなく、真っ正面から生徒の表情を見ながら、こちらも険しい表情で語ることで、けじめのある厳しさの中で話ができると思うのです。

面談時の座る位置、実はとても重要だと私は考えています。ぜひ、参考になさってください。

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2009年4月 4日 (土)

クラスづくりの提案(14) 生徒の関心を引きつける方法(2)

教壇から生徒へ向けて発せられる内容は、単純で楽しいものばかりではありません。論理的に考えなければならない難しいもの、けじめやルールといった教訓めいているもの、精神論や哲学のようなものが多いことと思います。

休日に友だちと喫茶店で話している訳でもありませんし、娯楽のトーク番組に出演している訳ではないのです。学校ですから、どうしても難しく堅苦しい方向に向かう内容を伝えなければならないのです。そうした内容でも、生徒たちにしっかり聞いてもらい、理解してもらうために、教員は話の導入部分に工夫を凝らす必要があると考えます。

それには分かりやすい例を用いて、内容を単純化する必要があると思います。生徒にその内容で理解してもらった後に、本題に入り、より難しい内容を考えてもらうようにもっていく必要があると思います。

学校で教員が生徒に伝える内容は、難しくしようと思えばいくらでも難しいものにできます。ただし、導入部分で、物事を単純化して伝える工夫が必要ですし、それがとても難しいのです。そのことを考えながら、準備していく必要があると思います。

それから、もう一つポイントがあります。難しい内容や堅苦し内容を伝えるときこそ、生徒に発問しながら、話を進めていくことが大切です。このような場面で、教員が一人でずっと話してしまうのは極力避けた方が良いと思います。ただでさえ、内容が難しかったり、堅苦しいのです。それを一方的に伝えてしまうと、生徒にしてみれば、「押しつけられている」という印象を強く抱くはずです。これでは、生徒は先生の話を聞きません。

私はこのような場面では、特に、教壇から見て、左側後方の生徒、右側後方の生徒に発問するように心がけています。教壇から見て、この2席は最も遠いところにあります。最も遠いところに座っている生徒に発問することは、クラスの生徒全員にしてみれば、「この先生はクラス全体に向けて話してくれているのだ」という印象を強め、集中力を増すものと考えるからです。

集中力は、どうしても、前方よりも後方に座っている生徒の方が、散漫になりやすいと思います。中央部分よりも両サイドに座っている生徒の方が、散漫になりやすいはずです。つまり、クラスの中で、最も集中力が散漫になる可能性が高いのが、左側後方の生徒、右側後方の生徒となるのです。そのエリアは積極的に発問し、集中力が散漫になるのを防ぐように工夫する必要があると考えます。それがクラス全体の生徒の集中力を高め、教員の話に関心を抱いてもらえることに繋がると思うのです。

次回は「教育実習生へのアドバイス」です。

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クラスづくりの提案(13) 生徒の関心を引きつける方法(1)

新しく教員になった方や教育実習生によく質問されることがあります。それは「どうしたら生徒の関心をを引きつけることができるか」や「どうしたら私の話をしっかり聞いてくれるでしょうか」というものです。

新しく教員になった方や教育実習生の関心事のベスト3に入ると言っても過言ではありません。私はこの質問に対して、まずはこのように答えます。

「どれだけ頻繁に顔を上げてもらえるか」・「どれだけ長い時間顔を上げてもらえるか」を頭に置きながら、工夫してみたらどうでしょうか。

これにつきます。内容的にはためになっていることを言っていても、それを聞いてもらえないことには始まりません。生徒がずっと下を向いてしまい、しまいには居眠りしてしまうようでは、せっかく準備してきたことも台無しです。

生徒に顔を上げてもらいましょう。できるだけ頻繁に、できるだけ長い時間。顔を上げた生徒が話している教員の方を見ている。この状況は、クラスという集団的なシチュエーションではありますが、教員が一人の生徒と目があった瞬間だけは、個別で話しをしていることになります。

顔を上げてくれた生徒の目を見ながら話せる瞬間が多ければ多いほど、生徒は、「先生は私に話しかけてくれている」と感じ、先生の話に関心を抱くはずです。顔を上げてくれる生徒が多ければ多いほど、目を合わせる生徒が多ければ多いほど、今度は、クラス全体が先生の話しに関心を抱いてくれているという状況が生まれるのです。

では、生徒に顔を上げてもらうためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。いくつか具体例をご紹介いたします。

まずは、話し方を工夫することです。話しのもっていき方・強弱・引きつけ方などを習得する必要があります。それには、話し方がうまい人の話を聞いて学ぶことが最も効果的な方法だと思います。私は日頃から、さまざまなPodcasting(ポッドキャスティング)聞くようにしています。PodcastingはiTunesを通してダウンロードできる番組なのですが、ラジオ番組の一部がそのまま配信されているものが多いようです。

話しのもっていき方、強弱、引きつけ方で参考になるのは、「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ)と「安住紳一郎 日曜日天国」(TBSラジオ)のPodcastingです。久米さんの番組は、主に、オープニングの約12分間のフリートーク部分が配信されています。安住さんの番組は、主に、オープニングの約25分間のフリートーク部分が配信されています。毎回、気づくと、話に聞き入っている自分がいるのです。

落語や漫才で話し方を学ぶことも良いかと思いますが、それですと、生徒への話し方へ繋げにくいかも知れません。その点、ラジオ番組のフリートークは学校で教員が生徒へ話す話し方に繋げやすいと思います。

 

「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ) 毎週土曜日13:00~15:00

  http://www.tbs.co.jp/radio/kume954/

   「安住紳一郎 日曜天国」(TBSラジオ) 毎週日曜日10:00~12:00

  http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/

ラジオですと、マイクの前で聴取者に想像力をかき立ててもらいながら話すしかありませんが、教壇ですと、そこに身振りや手振りをつけることができます。場合によっては、黒板に絵を描いたり、キーワードを書いたりすることもできます。このような手段も生徒の想像力や理解力を助けますし、顔を上げてもらうことに繋がると考えます。

次回も「生徒の関心を引きつける方法」を提案いたします。
 


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クラスづくりの提案(12) クラスのムードづくりへの工夫(2)

(3)教員自らが楽しむ
 特に、学校行事では教員自らが楽しむことです。林間学校、文化祭、修学旅行と大きな行事がたくさんあります。行事に向けた準備は大変ですし、行事の最中は生徒の安全面、健康面などを配慮しなければなりませんので、神経も使います。しかし、そのことばかりに目がいき、目くじらを立ててばかりいるようでは、クラスの雰囲気は悪いものになってしまいます。

 教員は、生徒への目配り・気配り・心配りをしつつ、行事そのものを楽しむ姿勢が必要です。生徒は、先生が楽しんでいる姿を見ることで、幸せを感じるはずです。同じ時間を楽しみながら共有できたことで、生徒と先生の一体感が生まれ、絆が生まれるのです。

(4)誉められた話は必ず伝える
 「授業中の集中力が素晴らしい」「元気に挨拶ができる」「調理実習の片付けが良くできた」「宿題の提出状況が良い」など、授業を担当している先生は、クラスの感想を担任に寄せてくれるものです。どんな些細なことでも結構ですので、生徒が聞いて喜ぶこと(たいていは誉められている内容)は必ずホームルームなどでクラスの生徒全員に伝えるようにします。そうすることによってクラスの生徒たちは、次も頑張ろうという気持ちが高まるのです。同時に、授業担当の先生への印象もより良い方向に向かうのです。

もちろん、授業担当の先生からは良くない情報が寄せられることがあります。「○○くんは、授業に集中できていなかった」「○○さんは課題の提出状況が良くない」など。このような場合は、なるべく、その生徒を個別に呼んで注意したり、アドバイスしたりすることをお薦めします。大勢の前で注意するのは、かえって生徒のやる気を損ねてしまう可能性があります。

誉めるときはみんなの前で誉める。注意するときは、なるべく個別に呼んで注意する。このことに注意しながら指導することは、クラスのムードを良いものにすると私は考えてます。

次回は「生徒の関心を引きつける方法」について提案させていただきます。

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クラスづくりの提案(11) クラスのムードづくりへの工夫(1)

(1)まずは、教員自らが率先して行動する
 私は、教員自らが率先して行動することはとても大切なことだと考えています。ですから、放課後の掃除の際には、生徒よりも率先して取り組むように心がけています。掃除はだらだらといい加減にやるものではありません。短時間で集中して、隅々まで素早く丁寧に行うものです。そのことを、自らの行動を通して生徒に見てもらおうと思っています。教室の掃除は「10分以内で素早く丁寧に」を心がけています。

 生徒たちは、私の行動を見て、それに合わせようと、素早く丁寧に掃除します。教員自らが率先して行動をおこさず、ただ、眺めながら口だけで指示している内は、大きな効果を上げることはできないと思います。昔から、「子どもは親の背中を見て育つ」と言います。教室のケースも同じです。「生徒は教員の背中を見て育つ」のです。口で指示するよりも、自ら行動している姿を見るべきなのです。

 掃除だけではありません。荷物を運んだり、学校行事の準備をしたりと様々なシーンにおいて、教員自らが行動している姿を見せることができる場面があります。このようなとき、絶好な機会と考え、自ら行動している姿をさりげなくアピールするべきだと考えます。

 生徒たちは、そのような先生の姿を見る内に、自然と、自ら積極的に行動するようになるはずです。掃除を一生懸命に行うことはもちろん、重い荷物を運んでいる他の先生(他のクラスの先生も含む)を見かけたら手伝ったり、行事の会場設営に積極的に取り組んだりするはずです。

 そして、最終的には、教員が手を出さなくても生徒だけで取り組めるようになると思います。まずは、教員自らが率先して行動することです。それは最終的には生徒の自主性を育むことに繋がるのです。

(2)ありのままの自分をさらけ出す
 クラス全体が和気藹々とした雰囲気になるためには、まず、教員自らが「ありのままの自分」をさらけ出すことが大切です。

 私の場合、成功した体験よりも、失敗した体験談の方を多く話すようにしています。そうすることによって、生徒も「ありのまま」を話しやすくなると思うのです。先生が、立派な経験談や経歴ばかり話す場合、その先生への尊敬の念を抱くこともあるかと思いますが、それ以上に、生徒は自分のことを話せなくなってしまうように思います。立派な経験談や経歴を疲労されることによって、生徒は先生に近づきにくくなってしまい、そこには厚くて高い壁ができてしまうように思います。

 特に年度の前半は、失敗談を中心に話すことを心がけてみてください。学校生活での失敗談、勉強法での失敗談、恋愛の失敗談、部活動での失敗談、旅先での失敗談・・・。失敗談のジャンルは多種多様です。失敗談はときとして、聞いている人々の共感を呼びますし、人間味がにじみ出ており、人柄を伝えやすいのです。

 生徒は「先生もこんな失敗するんだ」という気持ちを抱きます。そして、「先生に自分のことも知ってもらいたい」という気持ちが芽生えてくるはずです。一人ひとりが自分の「人柄」をアピールしやすくなり、クラス全体が和気藹々としたものになるはずです。

 特に、中学・高校に拘わらず、1年生の担任になった場合は、このことを意識した方が良いと思います。2年次以降でも、クラスのメンバーが大きく入れ替わる場合には有効かと思います。

次回も「クラスのムードづくりへの工夫」について提案いたします。

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2008年12月16日 (火)

クラスづくりの提案(10) インプレッション(印象)の大切さ

あなたはこのような経験はないでしょうか。小・中・高、いずれの時代でも結構です。1度くらいはこのような経験があるはずです。いや、1度どころではないかもしれません。

4月、担任の先生が発表された時、「今年はつまらない1年になりそうだ」「あぁ、最悪」「今年一年、終わったよ」などの思いに駆られたことはないで しょうか。親しくしており、その先生を十分理解している場合は、致し方ない思いかもしれませんが、一度も授業を受けたことがなかったり、話したことがな かったりする場合でも、このようなネガティブな気持ちになったことがあることともいます。

これは、インプレッション(印象)が決めた思いである可能性が高いのです。しかし、インプレッションが決めた教師像であるので、初めのホームルーム で自分自身をしっかり出し、プラスのインプレッションを子どもたちに抱いてもらおうではありませんか。担任のみならず、授業担当者にとっても、初日がとて も大切なのです。

では、初日にあなた自身を十分発揮するためにはどうしたら良いのでしょうか。具体的な提案をさせていただきます。

語る内容が最も大切だと思います。分りやすく、生徒の心が躍るようなスピーチを目指ししっかり準備していくことが大切です。前にも書きましたが、そ のためには、学級通信を用意し、そこに「担任の決意表目」を書くことをお薦めします。それがあれば、初日のホームルームの時に、何が言いたいのか分らなく なることや、話がそれてしまうという思わぬ展開を防ぐことができます。気持ちにもゆとりが持てるはずです。

安定感のある語りかけは、生徒にも伝わり、それは生徒が抱く教師に対する安心感に繋がると考えます。初日に何を話かについては、学級通信を作成しな がら、じっくり考え準備していくことが必要だと思います。真剣な姿勢は生徒にも繋がります。教師にとっても生徒にとっても、「初日」という日は1日しかあ りません。教師は、生徒の心に残る言葉を発し、それが生徒のやる気を促したり、心を温めたりする役割を担っていると私は考えています。

学級通信と連動させて「担任の決意表明」をしたあと、大まかなルールを伝えることをお薦めします。ルールといっても難しく考えないでください。誰に でも簡単に守れるルールです。そのルールを破ったときには、本気で怒るということを初日に伝えておくと良いと思うのです。私の場合、「友だちを思いやる」 「親や家族に感謝しながら学校生活を送る」「教室をきれいに使う」ことをクラスの大まかなルールにしています。

このくらい分りやすいルールが良いと思います。「宿題をしっかりする」「そうじをしっかりする」のようなルールはその後の細かいルールになると思い ます。大まかなルールから派生できるルールですので、これは初日に伝えるルールではないと思います。逆に、このようなルールはしらけてしまいます。初日 は、気をつけて行動すれば、だれにでも達成可能な大まかなルールを伝えれば良いのです。

最後に、外見のインプレッションも大切です。これは、容姿を改善すべきということではありません。せめて、少しでも「爽やかな印象」を与えられるよ うな努力をすべきだと思います。笑顔を絶やさない、髪型に気を遣う、ワイシャツやネクタイに気を遣う。ホンの少しのことなのですが、爽やかさがアピールで きれば、生徒の抱く印象はプラスに作用するようです。子特に、中・高生は、ファッションに強い興味を持つ時期です。ちょっとした工夫で全体的な印象が変る ものです。

次回は、「クラスのムードづくりへの工夫」を提案させていただきます。

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2008年12月13日 (土)

クラスづくりの提案(9) きれいな教室を保つために(2)

整備された教室を保つために、私がしている工夫を具体的に紹介します。床、黒板、ロッカー、棚上、掲示板、ゴミ箱にしているちょっとした工夫をしています。さりげない工夫なのですが、これが大きな役割を果たしています。

(1)床にしている工夫
机の配置は教室の印象を決める最も大きな要因です。机が縦横にまっすぐそろっているでしょうか。縦横にまっすぐ並べられた机のある状態は見る人に燐としたものを感じ取らせるはずです。気持ちが引き締まり、「さあ、これから勉強するぞ」という思いになるはずです。

これは生徒だけではなく、教師にも作用する効果があると、私は考えています。生徒がまっすぐに並んでおり、適度で一定の間隔で座っている。教壇から この様子を教師は見ることになります。自ずと、やる気がでてくるものです。教壇に立っている教師は、少し高い位置から規則正しい様子を見るわけですから、 なおさら「規則正しさ」を感じることができるはずです。また、この状態で座っている生徒に対しては、「自分の話を真剣に聞こうとしてくれている」という思 いになるはずです。すると、教師は俄然、やる気に満ちてくると思うのです。無意識のうちに教師は授業により一層の熱がこもると信じています。

適度で一定の間隔を保つためには、床にさりげなくマークを施すと良いと思います。許されるならば油性のペンで、3センチほどのマークを1カ所に付け れば良いと思います。例えば、机の脚の右前の部分に3センチほどのマーク(横一直線)を施すくらいならば、床のマークはそれほど目立たないと思います。

やはり、マークがないと、机は徐々にずれていってしまうと思います。毎時間、毎休み時間事に机はずれていくはずです。生徒は前の人の机に合わせる習 性がありますから、結果的に全ての授業が終わる頃には少しずつ蛇行した縦列、凸凹の横列になてってしまうはずです。ですから、席事にちょっとしたマーキン グをする必要があると思います。

(ただし、学校によってはこのようなことが禁止されている場合もありますし、床の材質によっても事情はことなりますので、施設管理者等に確認する必要がある場合があるかと思います。)

(2)黒板にしている工夫
机の並びの次に教室の印象を決めるものと言えば黒板が挙げられます。きれいに消された黒板は、自然と、生徒、教師に適度な緊張感を与えるはずです。私は4月の早い段階でクラスの生徒全員に「正しい黒板の消し方」を伝授しています。

私のクラスの黒板消しのルールは次の通りです。
①「右から左」同一方向に消す。
 往復しながら消すと、黒板が白っぽくなってしまい ます。洋服の毛玉取りを想像してもらうと分るかと思いますが、往復しながら毛玉を取ろうとすると、行って帰ってくるときにには、大量の毛玉が服についてし まいます。それと同じ原理です。必ず、同一方向に消すようにしています。黒板は横長ですので、横に消します。ただし、国語のような縦書きの授業の時には いったん、上から下への同一方向に消してから、右から左への同一方向に消していくときれいになりやすいので、参考にしてください。

②黒板両サイドを使用せず、授業の先生に使ってもらう
ありふれた黒板というのは右端に縦書きで月・日・曜日、それに日直の名前が書かれてい るものです。ドラマのセットもこのパターンを使っています。私の場合、このようなことはしません。考え方は色々あると思いますが、私は、黒板というもの は、授業をする教師にフル活用してもらうためのものだと考えています。教師によって授業時の黒板のレイアウトは異なるものです。少しでも担当の先生がパ フォーマンスしやすいように、何も書いてい以内状態で黒板を使ってもらうことを心がけています。

当然、ありがちな、黒板の左端に宿題のページを書いたり、授業変更や提出物について書いたりもしません。これをやり出すとキリがなくなります。極端な例ですが、クラスに寄っては黒板の5分の1程度が連絡事項で占められていることさえあります。

私は、「正面の黒板は授業をする先生のもの、何も書かれていない状態でその先生に渡す」というのをモットーにしています。

では、宿題、授業変更、提出物等の連絡はどうするのか。私は生徒にメモ帳を渡してありまして、そこに書いてもらうようにしています。社会人になれば 必要事項をメモに取るというは日常茶飯事となります。今のウチにその習慣をつけてもらおうと思っていますので、口頭で伝え、それをメモしてもらうようにし ています。お陰で私のクラスの生徒は、「書くのが速い」と言われます。ただし、複雑な連絡や最重要な連絡については、正面の黒板ではなく、教室横にある黒 板を使用しています。(教室横の黒板がない場合は後ろの黒板を使用してください。)

(3)ロッカーにしている工夫
ロッカーは基本的には一人あたり1カ所となりますが、クラスの人数によっては、ロッカーが余ることがありま す。このような時は、共同使用のロッカーとして生徒に使ってもらうようにしています。男女は分けるようにしています。2人で1カ所、3人で1カ所程度に分 けて使用しています。共同使用のロッカーには体育館履きを入れてもらうようにしています。ロッカーの中に、教科書や参考書と共にシューズを入れてもらうの は、いやだろうなと思ったものですから。

空いているロッカーはこのように活用します。共同使用のロッカーとして活用しなければ、気づいた人だけが使えるロッカーになってしまったり、ゴミ箱みたいになってしまう可能性がありますから、一つ一つのロッカーには必ず何らかの役割を設ける必要があります。

(4)棚上・掲示板にしている工夫
棚上には植物を置くようにしています。教室はその特性上、何も工夫をしないととても殺風景な空間ですし、四角い平面ばかりの空間です。ちょっとしたことなのですが、植物を置くだけで、教室全体がすがすがしい空間になります。不思議なものです。

それから掲示板にはお知らせ以外に、できるだけ多くの絵を貼るようにしています。私が貼っている絵は朝日新聞の付録で毎年ポストに入れてもらっている絵です。今はミレイの絵などを飾っています。詳しいことはこちらからどうぞ。http://www.ync-net.co.jp/inf/free/TateBritain植物同様に、ちょっとした絵があるだけでも教室の印象が異なるはずです。

(5)ゴミ箱にしている工夫
最後にゴミ箱にしている工夫です。なるべくこまめにゴミ捨てに行くようにしています。特に夏場は気をつけないとゴミ箱の中から臭いを発する場合があります。半分くらいしかたまっていなくても、ゴミ捨てをするように生徒に伝えています。

大前提として、なるべくゴミがでない生活を心がけるようにも指導しています。ゴミをなるべく出さない。見かけた大きめのゴミをすぐに拾う。これらを 日々の習慣にしていると教室が常にきれいな状態に保てます。基本的に1週間に2回しか教室の掃除をしていません。やらないときは1週間に1回とか10日に 1回程度です。

ゴミが出ない。見つけたらすぐに拾う。これを心がけるだけで、かなり違います。先生方から「○○先生の教室はいつもきれいですね」と言ってもらえるのですが、おそらく学校の中で一番掃除をしていないクラスだと思います。

教室への工夫を具体的に提案させていただきました。これをそのまま同じようにするのは難しいと思います。それぞれに実情に合わせて取り入れていただければと思います。次回は、「インプレッション(印象)の大切さ」についてです。

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